2024年12月30日月曜日

おまいり

 「いつになったら出稽古のことを更新するんだ」と主に九州らへんから言われていそうな気がしましたので、ようやくながら更新します。

年末進行とか正月の用意とか色々忙しかったということにしてもらいまして、ご勘弁頂きたい。


土曜、竈門神社へ。

「こないだ来た時も雨だったよね。雨男、雨男!」なんて仰る方もいらっしゃいましたが、なんのなんの、晴れの国から来た男たるわたくしが来たおかげ(?)で、月例祭が始まるときには雨がやんで無事に稽古までできたわけですね。

なお足元はめっちゃ冷たかった模様。


光廣先生につかまって色々教えていただきましたけれど、
「ここは昔の技を伝える場所だと乙藤先生は言われた、遠くから来たんだからしっかり勉強して帰りなさい」
「乙藤先生はお参りするだけでご利益があると言われてた」
だそうです。
来年で90歳だそうですけれど、腰はちょっと曲がってはいてもお元気ですね、光廣先生…。

あと野口先生が言われてましたけど、
「今はまだ希望の段階ですけれど、みんなで宝満山の普池の窟に行きたいと思っています。」
だそうで、私も体が動くうちにぜひご一緒したいと思います。
宝満山の山頂近くで、片道2時間半くらいかかるそうですが…。
もう段々と坂や山を登るのもしんどくなってきてますからね。我ながらよくまあ神戸の坂を毎日チャリで上り下りしてたもんだ。

あと稽古の後に巫女さんが「お湯で足を洗ってください」ってバケツにお湯を汲んで出してくれました。優しい~。足元が冷えてたからめっちゃ嬉しい。まだ19歳らしいですけど、ずっと優しい人でいてね。



さて、月例祭と稽古が済んだら温泉とグルメです。


今回はウナギのせいろ蒸し。ふわふわでおいしい!
語彙が無い? おいしいものを食べたらおいしい、それでいいじゃない。

久留米の隣の柳川はウナギの名産地なんだそうです。
また柳川あたりだけに「せいろ蒸し」という調理法があるんだそうで、簡単に言うと焼いてご飯に乗せてさらに蒸すということらしい。へー。

翌日は稽古です。
稽古に一生懸命で写真は最後まで撮るのを忘れてました。


午前中だけで7~12本目をだいぶやったのでだいぶくたびれましたけれど、聞きたいことは聞けたので良しとします。

やっぱり、範士8段免許皆伝の先生について習ってらっしゃる皆さんは稽古が行き届いていて上手いですね…毎度毎度自分の粗に気づきます。

しかもここは冷暖房付き、温泉付きで言うことなし。羨ましいわあ。


というところでおしまいにします。

今年の更新もこれでおしまい。また来年も稽古に張り切ってまいりましょう。

2024年12月24日火曜日

めりくり

 クリスマスイブ?

知らん知らん、そんなばてれんの祭りなぞ知らん、今日も今日とて稽古です!!


ということで、先日習ってきたことを早速復習します。すぐ忘れちゃうからね。むしろもうすでにいくつか忘れてるからね。



さてここからの話は短剣・十手をやる人でないと分からない点もある話なんですが。

うちの道場の熱心なAさんね(写真の右の仕杖)、若いころから少林寺拳法を一生懸命やっていまして、逆に熱心過ぎて蹴りのやりすぎでひざを痛めて今は座り業とか正座が難しくなっちゃいました。

だからできる範囲で座り業を立ち業に変更しなきゃいけないんですけれど、短剣の型の中に立膝から投げを打つ業があって、さてどうしたものかなと。

打突の技はある程度他の型から拾ってこられるけど、投げ技までは私の技の範疇にないんですよね。まあこういうのは少林寺やってる人のほうが詳しかろう。


ぼく「こんな感じで腕を極めて投げるんですけど、立ったままなんとか投げるか極めるかできます?」

Aさん「あー、できますよ。まず腕をこう取って」

ぼく「そうそう、そんな感じ」

Aさん「エイッ!!」

ぼく「アタタタタ!!…よし、Aさんはそれで行きましょう」

見事に腕を極められました。とっても痛い。


やっぱりね、どんな道でも長いこと一生懸命やってらっしゃったら色んなテクをお持ちなんですよ。ツボも良くご存じだから蹴上とかめっちゃ上手だし。

ちなみに前も書きましたけど、Aさんが入身の型で一気に突っ込んで頭突きをくれてパンチを見舞うのはいくら型でもめっちゃ怖いです。めっちゃめちゃ怖いです。大事なことなので2度書きました。

2024年12月22日日曜日

おつかれ

 昨日今日と、九州へ出稽古に行ってきました。

細かいことはまた後日書くとして、いつも博錬会の皆さんにはお世話になり通しで感謝しかありません。

しかしこの数日、しみじみ思ったことがあります。

私がペースメーカ入れてる心臓病患者だってこと、みんな忘れてない?


金曜には「古流の乱合やりたいです、大太刀も小太刀も」って延々乱合ばっかりやる羽目になるし、土曜は雨上がりの竈門神社で冷たい土の上でお稽古だし、今日は午前中だけで制定の7~12本目を何回もやるし、もうね、しんどいの。

だれか代わりにやってくれ。

2024年12月18日水曜日

おさむい

 昨日の稽古は冬の寒さが身に沁みました。

気温としては決してそこまで寒いわけではないはずなのですが、ほんの1か月前まで暑かったことが影響しているのか、体がまだ寒さに適応できてないのかもしれません。

私も20代の内は下着もなく裸足で冬の稽古をやり切ってたいものですが、30代も中ごろを過ぎると下着をつけ足袋を履くようになり、もう昔のような稽古はできないなと思うばかりです。

寒い寒いといったところで山陽地域の平野部であるこの地域、外気温は3℃か4℃はあるはずで、北海道とか東北とか、西日本でも山間部と比べると可愛いものだと思うのですが、そういうところではむしろ暖房が必須だから実はもっと暖かく稽古ができるのでしょうか。

でも鳥取の武道館は暖房なんてないしなあ。どうなんですか、寒い地域の読者の皆さん。


稽古で足元が冷えたら、暖かいお風呂に入り、熱燗を一杯…はともかくとして、しっかり体を温めてからお休みしましょうね。風邪なんて引かないように。

2024年12月8日日曜日

おもいで

 敗戦の記憶をたどるのが億劫でつい後回しにしていましたけれど、忘れないうちに広島大会の思い出を写真と共に振り返ってみたいと思います。



土曜の稽古会の図。みんな熱心ですねえ。私は朝からちょっと調子が良くなかったので、ゆっくり目に出て1時間ほど遅れて到着しました。
そしたら、なんか稽古会の開始早々黒郷先生が「岡山県の人~!」って言ったのにだーれも手を挙げなくてしれ~っとした雰囲気になったとかならないとか。
そもそも、なんで私ひとりしか岡山県勢が来てないのか。これが分からない。



広島の晩御飯と言えばこれ、お好み焼きとカキフライ。
博錬会の皆さんがうどん玉推しなので私もやってみましたけれど、ううむ、私はそばのほうが好きです。ゴメンナサイ。


そして大会当日の演武。まずは児童の部から。
太刀を持ってるお父ちゃん曰く、「最近『親戚のおじさん』が増えてきた」らしいです。やっぱり子供はかわいいからね。


高段者の部。福岡の森先生、小柄な体で一杯に杖を遣っていらして、素晴らしいなといつも思います。小柄な人はぜひ森先生を目標にしてほしい、ぜひ。


他の方の演武を見るときの姿勢も素晴らしい。こういうところは真似せんとなあと思いつつ、なかなか実践できない悲しみ。私の心が弱いのね…。



福田先生と、森山さんの古流演武。なんか急に袋竹刀が出てきた模様。ところで笠之下で背中を斬る音がしませんでした? コワ~。


子供達には黒郷先生からプレゼントがあります。いいですか、皆さんも黒郷先生のような範士8段になるんですよ。


そして試合の部。


奥、大学の後輩。
手前、稽古会で愛媛の藤田先生から「まだ段外だけど見てあげてよ! よろしく!」って言われて稽古したひと。
後輩に勝ってほしいけど、手前の人がなんか昨日の稽古ですっごい良くなってて、こりゃ勝てんわ。一晩たったらだいたい教えたことなんて忘れると思ってたのになあ。
後輩君、ゴメン。あなたの敗北は私のせいです。


私と一緒に6段に上がった和田さんと、博錬会の素敵なお姉さんの勝負。去年もこの対戦でしたね。
和田さんは去年0-3で負けちゃったけど、今年は1-2でした。負けは負けでも去年より進歩がみられますね。

ちなみに私も去年負けた人と初戦でぶつかって、去年同様1-2で敗れました。悲しい。旗1本が遠い。
一か所打ち損じがあったからそこも影響したのかなとは思うんですが、やっぱり稽古してないせいでしょうね。

なお、ほかの岡山県勢もたいてい1回戦敗退で、全日本大会2段の部優秀賞の人達も2回戦で敗退。やっぱり広島大会もレベル上がってますよね。

そして団体戦。
優勝チームの雄姿をごらんあれ。




繰り返しになりますけど、決勝戦は本当にどちらが勝っても不思議じゃなかったなと思います。それでも「勝った」「優勝した」っていう経験は何物にも代えがたいはず。

また来年に向けて、一生懸命稽古しましょうね。

2024年12月1日日曜日

やったぜ!

 今日は第11回広島杖道大会でした。

なんと、

団体戦で岡山県勢が優勝!!

今日は祝杯じゃあ! というか既に酔っ払って更新中です。

決勝戦はどの試合も実力伯仲でどちらに旗が上がってもおかしくなかったし、特に大将戦は「せめて1本でも旗が上がれば」と思っていたんですけれど、なんと3本とも獲得!

勝ち上がり中、大将戦はずっと負け続けだったのが最後の最後で3本とって勝利だなんて、大将の貫禄を見せつけてくれちゃって、感動しちゃいました。

おじさん、ちょっとうるっと来ちゃいましたよ。年取ると涙もろくなっていけませんね。


個人戦? うん、まあ、いいじゃない。