遠征するたび思うんですけど、
「道着って、重くね!?」
藍染、刺子の道着に、綿袴。文字で書くと大したことないけど、めっちゃ重い。
そりゃみんなジャージの道着、テトロンの袴にしちゃうよね…。
「杖道へたくそおじさん」にしようかと思いましたが、「広島大会6段の部3位入賞の人間が何をぬかすか」と言われそうだったのでやめました。
ところで、先日のお出かけの際の演武と稽古の動画が送られてきました。
やってる最中でさえ「失敗した!」「間違えた!」って思ってたのに、改めて動画で見るともう本当に顔から火が出るような思いです。
ただ、「自分の演武を見て『いいね!』なんて言ってちゃダメ。あれがダメ、これはもっとよくなる、っていう気持ちになるもんでしょ」って話をしてくれた人がいて、私も全くそう思います。
この失敗が次の自分の成長につながる、そう思うよりほかありません。
夢想権之助先生がきっと私の、そして皆さんの上達に力を貸して下さると信じて、次のお稽古でもしっかり励みます。
昨日今日と、杖のお知り合いに誘われて遠出をしてきました。
もちろん、杖のお稽古です。
そのためにも普段から講習会とか大会に出席して、あちこちにお友達を作っておくことが大事なんですね。
繰り返しますけど、昨日今日と杖のお稽古に行ってきました。
最後になりましたが、福田先生、渡辺さん、博錬会の皆さん、お世話になりました。
今日のお稽古は、新人さんに1本目の型をやってもらいました。
ああでもないこうでもないと頭がパニックになってるんだろうなあと思いつつ、一生懸命取り組んでもらいました。パニックだなんだといいながらやっぱりすごく楽しそうで、教えがいがあります。
思い返してみると、何もかも初めてだらけのこのころが一番楽しかったのかもしれません。
もちろん今でも楽しいことはいっぱいあるんですけれど、稽古すればするだけ上達していた頃ですからね。
前回のお話ですが、
「確かめてみたけど買っとらんかったんよ、おしいことしたなあ。まあまた次があるわ」
とのことで、まことに残念でした。
「また次がある」、いい言葉ですね。期待してます。
余談ですが、私もときどき宝くじを買っておりまして、大当たりしたら道場のみんなと景気づけに行きたいと思っておりますので、皆さん応援よろしくお願いします。
ここ半年ほど、私の道場では不幸が連続しています。
私自身、不整脈の治療で入院手術するも結果的に回復ならず、またほかにも入院手術して治療中の人がいて、さらに交通事故が2人、しかもうち1人は結石、ネンザ、貧血からの貰い事故で不幸のオンパレードという始末。
さてそんななか、高齢なので夜の運転が危ないからと夜稽古には参加されていない方ときょうの朝稽古で世間話をしたところ、
「競艇で9万円の高配当が出てなあ、まだ確かめてないけど買っとるかもしれん」
とのビックリニュース。
これはもう幸運のおすそ分けをしてもらうしかない! ということで、当たってたらオゴリで飲み会を開いてねと約束してしまいました。
きっと舟券を買っていますように!!
しかし、それなりに長いことお付き合いしてますけれどこの方に競艇趣味があったとは露知らず、コツを聞いたら「必死にならん事じゃろうなあ」とのこと。
まあ確かに当選舟券を買ったかどうかも分からないくらい気楽に買うのが良いのかもしれません。
「別にそんなに自主稽古なんてしてないよ」
そんなことを言う割にうまい人、高い段位にいる人、いますよね。
で、あれこれ話をするうちに
「寝る前には200本ほど素振りするね。そうすると程よく疲れてぐっすり眠れる」
なんて話が聞こえてきて、「やっぱり稽古してるやんけ!」って感じです。
毎日200本素振りしてたらそりゃうまくなるでしょ。
5分でできるようなことは稽古でも何でもない?
そういわれると困っちゃうなあ…。
今年も京都大会が開かれまして、その様子はYoutubeで見られます。
その代わり、現地での見学は不可、演武をしたら即退場、というのも去年と一緒。
実際に参加される先生のご意見を伺うと
「現地で生で見ることに意義があるんであって、ネットでいつでも見られますって言うのはちょっと違うと思う」
てなご意見もあり、なかなか難しいようです。もともとは会場いっぱいに観客が入ってて、ネット配信できる状態ではありませんでしたしね。
京都大会と言えば錬士・教士・範士の称号を持つ人が参加でき、今年の各称号の審査結果も発表されました。
ところでこの中に、錬士・教士の称号審査会に遅刻した人がいるそうですよ。
…。
……。
私です。
2月に岡山県剣道連盟で錬士・教士の審査会があって、そこで岡山県の先生方の合格をもらえればそのまま全剣連に岡山県剣道連盟からの推薦という形になるようなんですが、20分ほど集合時間に遅れてしまいました。ぎりぎり審査開始には間に合ったんですけれど、後から「バッテンつけてやろうかと思った」というお話を伺いまして、誠に申し訳ない次第です。
審査が終わって帰る前に一言審査員の先生に謝ろうかなと思ったら、「もう先生方はみんな帰ったよ」ということでかなわず。
別の機会に「審査の時は遅れてすみません」と謝りに行きましたら
「ああ、いいよいいよ。そもそも審査の前後に審査員と会話するのもよろしくないからね。」
ということで、ギリギリ首の皮一枚でつながっていた模様です。何もかも本当にありがたいことです。
なんで遅れたか?
えー、つまり、枕が私の頭を離してくれなくて…。
大事なイベントの前の日って、なんか妙に頭がさえて眠れないことってあるでしょ。つまりそういうことなんですよ。小学生かというお話ですが。
むしろ審査開始にギリギリ間に合うタイミングで起きたことのほうが奇跡的という気もします。
もしこれで完全に寝過ごしてたら、相手の人も審査できなくてえらいことでした。私ひとりの話じゃなくなりますからね。
「あいつは称号審査に遅れてきたんだぞ」って、私が生きている限り酒の話のネタにされると思います。たぶん。
皆さんはそういうことのないように、十分気を付けてくださいね。
(2023.5.21加筆修正)
「それ、打ってるんじゃなくて、置いてるよね」
「突いてるんじゃなくて、押してるよね」
打突とはなんぞや。
今の打ちは「間違いなく打った!」と言える打ちなのか。
「きっちり突いた」と言える突きなのか。
20年ほど杖をやっていても、「こうだ」と言えるほどの業や言葉はなかなか出てきません。
もちろん道場では後輩の皆さんにあれこれ言いはしますけど、さて、私は6段としての打突ができているのか。
稽古のたびに、基本打ちのたびに、そんなことを考えます。