今日は稽古の終わりに大量の八朔をいただいてしまいました。
これもある意味お年玉か。
他の方も是非お年玉をよろしくお願いします。
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それはともかく、本題に入りましょう。
今日は杖道やってる人でないとさっぱりわからないだろうお話。
全剣連杖道型、最後の型である「乱合(らんあい)」。
他の型3本分くらいの長さを持つ大変長い型のその最後のほうに「胴払打」が出てきます。
打太刀が左八相から胴へ切り込んできたところを仕杖は下がってこれを受け、逆に打太刀の顔面を攻める部分ですが、受けてからの動きに2つの解説があるわけですよ。
1.仕杖が打ち込む、だから打太刀が下がって構え直す(仕杖が先に動く説)
2.打太刀が構え直そうと下がる、そこを仕杖が追い込む(打太刀が先に動く説)
の2つです。
全剣連の解説書の記述では、
(前略)
打 左足から退き、太刀を逆八相から右足を踏み込み右胴に切り付ける。
仕 右足から1歩退くと同時に胴払打の要領で太刀を受け止め、右手を上げて杖をいっぱいにとり、右本手打で顔面を打ちながら右足を踏み出す。
打 右足から大きく退き、八相となり、さらに右足を踏み込んで正面を切り付ける。
(後略)
とあり、しかも指導上の留意点として杖の右本手打の部分に
打 杖が攻めるまで動かない。
と注釈が添えられていることを考えると、全剣連杖道型としては 1 が正解であろう、と言わざるを得ません。
一方で、「杖道は打太刀の動きに応じて杖を遣うのが基本である」という前提に立つと仕杖が先に動くのは理合として不十分ではないか、ということで全剣連の解説書の記述には反するけれど 2 にも説得力があるように思います。
師について習う以上は「こう遣いなさい」と言われればその通りにするまでではあるんですけれど、一応全剣連の標準としてはどうなのかということは頭に入れておかないといけないのかなと思うわけです。
最近の地区講習会では質問タイムがないので、こういう部分で委員の先生方の御意見をうかがう機会がないのが残念ですね。
講習会と言えば、山梨で明後日の金曜に6段7段昇段審査、続く土日で講習会です。
私は参加致しませんけれど、なるべく多くの皆さんが審査に合格されるといいなと岡山の片隅でお祈りいたします。