2011年12月29日木曜日

今年もお疲れ様でした

今日で水島道場は稽古納め。
今年も変わらぬ熱心な稽古を付けて下さった先生方、ありがとうございました。同じく熱心に稽古に励まれた皆さん、お疲れ様でした。

この1年間で私自身には何があったかと言えば、まずは4段への昇段。しかし今日の稽古では先生に「4段になったんだから…」と注文を付けられてばかりで、まだまだ修行が足りません。もう1つは神道流剣術を教えていただいたこと。これもこれからの稽古に励みたいと思います。来年は内田流短杖術を教えて貰えるようになりたいですね。

なお、道場開きは新年2日からとのこと。あいにく私は帰省の都合で出席できません。ちょっと残念。

2011年12月18日日曜日

稽古、その後に

寒い時期、稽古中は体が温まっていてあまり気になることはありませんが、稽古が終わってみると実はかなり足下が冷えています。試しに触ってみるとひんやりしますよ。
 私の場合、稽古が終わったらお風呂に入りしっかり温もることにしています。冷えっぱなしはやはり体の毒。お風呂に入って芯までしっかり温まると本当に気持ちいいですよ。

夏でもやはりお風呂に入ります。汗を大量にかきますからこれまた気分さっぱりしてよいものです。

稽古に集中することも大事ですが、その前後にしっかり体の手当をすることもやはり大事だと私は思います。割合見過ごされがちですけども。

2011年12月6日火曜日

師の言葉

だいぶ間が空きました。ご無沙汰です。

さて、前回の投稿で冨永先生のお話が長い、なんて失礼なコメントをしたわけですが、先生自身が言われるには話が長いことにもワケがあるんだそうですね。

数年前の講習でのお話。
(要約)「私がまだ若かった頃、当時稽古を付けて下さった先生はあまり話をされない方でした。私はずっと『もっと知りたい、もっと聞きたい』とずっと思っていました。だからこういう場ではなるべくたくさんの話をしようと心がけているんです。」

師の振る舞いを見て弟子は育つ、ということの一つの現れですね。もし私がもっと高段位に昇ることがあったら、そのときは「口で言うよりまずやってみましょう」と言っているのかもしれません。

2011年11月13日日曜日

秋の講習会お疲れ様でした

神道夢想流杖術の本拠地、福岡から範士八段免許皆伝・冨永先生を招いての講習会、参加された皆さんお疲れ様でした。

秋の講習会は暑くもなく寒くもなく、正に稽古にもってこい。いくらでも稽古していたくなります。講習会では日頃顔を合わせない他道場の人たちと稽古できることも楽しいですね。いつもと違う相手と組むことでいつもは気付かない指摘や発見がたくさん出てきます。

冨永先生が岡山に来られるようになって6年か7年になるそうですが、何度見ても冨永先生は格が違うなあと思います。これが免許皆伝の実力…。
岡山の各道場の先生方も、稽古を付けて頂く度に凄いなあと常々思っているのですけれど、その先生方も冨永先生の前では全く子供扱い。
Sさんの「同じ打突なのに冨永先生が使うとビシッと決まっていて、しかも杖がとても軽く見える」というコメントが、目指す高みを端的に表していたと思いました。


ただ、冨永先生について思うことは一つ。トークが長いです、先生!

そして写真を撮るのを忘れた…。

2011年11月8日火曜日

杖道について

詳細な説明はリンクにある福岡県剣道連盟杖道部の説明に譲り、かいつまんで説明します。

・起源について
今からおよそ400年前、宮本武蔵や佐々木小次郎のような武芸者がひしめいていた時代に、夢想権之助という武芸者がいました。剣の達人、槍の名人、薙刀の上手という人物だったそうです。
あるとき宮本武蔵と対決したものの、奥義「十字留」にかかり「まいった!」をしてしまいます。これが悔しくてたまらなかったのか、さらに修行を重ねるため山籠もりをしていると、あるとき夢で「丸木をもって水月を知れ」とのお告げを授かりました。このお告げを元に工夫を重ねて生まれたのが、刀と槍と薙刀の長所を併せ持つ「神道夢想流杖術」だったのです。

昭和の時代になって全日本剣道連盟に団体加盟することとなり、このとき剣道の理合と整合を取ったり実践的に過ぎて危険な部分を調整したりして生まれたのが全日本剣道連盟杖道、つまり「杖道」です。

えーと、大体あってると思います。はい。


・稽古について
杖道では型稽古によって修練を積みます。  太刀と杖が2人1組で型を何度も何度も繰り返しながら杖や太刀の使い方、体の使い方、心の使い方を修得していくわけです。
剣道や柔道で行われるような掛かり稽古や乱取り稽古は行われません。
全日本剣道連盟杖道形は12種類あり、さらに練達の度合いによって源流である神道夢想流杖術や併伝武術の型を学んでいきます。

2011年11月6日日曜日

杖道を始めよう!

杖道・杖術を始めるにあたり、必要なものをリストアップしてみました。


・道具類
  • 胴着、帯、袴
  • 木刀
  • 杖(4尺2寸1分)
  • 革鍔(つば)と鍔止めゴム
  • 杖と木刀を収める袋
初めのうちは周りの人に借りても大丈夫です。服はジャージなどでもOK。
続けてみよう!と思ったら自分用のものを揃えましょう。各3,000円~4,000円(鍔止めは100円くらい)で、全部で2万円くらいでしょうか。
武道具店で取り扱っていますし、ネット通販でも簡単に手に入ります。

なお、木刀、杖の素材は「白樫」に決められています。他の素材では打ち合ったときに割れたり折れたりして危険だからです。木刀の鍔をプラスチックではなく革にするのもそのためです。

袴は剣道用・居合用のものでOK。色は紺か黒で、胴着と袴は色を合わせて下さい。
白の胴着袴も有りますが、これは高段者が着けるものとされています。エライ人専用です。


・会費
剣道連盟の年会費と、各道場の会費とがあります。
剣道連盟年会費が確か3,000円でしたか。
各道場の会費はそれぞれおたずね下さい。県内では1,000円とかそれくらいのところが多いと思います。


・好奇心と元気な体
なんといってもこれ!「ちょっとやってみようかな」と思ったらお近くの道場へ。お待ちしてしております。

2011年11月5日土曜日

道場のご案内

杖道稽古生を募集中です!

岡山市、倉敷市近郊にお住まいの方で、古武道に興味のある方、ダイエットや体力作りなど全身運動をお求めの方、その他どなたでも歓迎します。


稽古内容は全日本剣道連盟杖道のを中心として、上達の程度に合わせて神道夢想流杖術とその併伝武術である神道流剣術や内田流短杖術の稽古もしています。

見学は随時OK、だと思います。下記時間に稽古場を覗いて一声お掛け下さい。
運動しやすい格好であれば、体験もしていただけるかと思います。必要に応じてタオルや飲み物をご持参下さい。


岡山県内での、杖道の主な稽古場は下記の通りです。情報が古くなっている場合も有りますのでご注意下さい。

  • 水島杖道会
    • 倉敷市水島武道館 
      • 火・木・土曜 8:30~11:00
      • 管理人の旧所属。いまでも土曜日にはときどき顔を出します。この道場は三々五々集まり三々五々解散する感じです。珍しいとおもいます。基本打ちをあまりしないのと、自由度が高い代わりに体系的な指導は受けにくい面がありますので、そういう部分を重視される方は、時間が合うのであれば、倉敷近辺では下記の菅生小学校、総社市武道館あたりがお勧めです。
  • 倉敷杖友会
    • 倉敷市菅生小学校体育館
      • 火・金曜 19:00~21:00 
      • 管理人はこちらに移籍しました。基本打ちから順に段階に応じて稽古・指導します。仕事の都合などで遅れての参加もOKです。
    • 総社市武道館
      • 水曜 10:00~12:00
  • 早島杖道会
    • 早島町武道館
      • 土曜 7:00~9:00
  • 桃太郎杖友会
    • 岡山市芳田小学校体育館
      • 月・水曜 20:00~21:00
      • 土曜 10:00~12:00
    • 野山武道館
      • 土曜 9:30~11:00
  • 岡山表町杖道会
    • 岡山天満屋カルチャー館
      • 土曜 12:30~14:30
また、倉敷市のスポーツ情報サイトの情報はこちら↓。
http://genki365.net/gnkk24/mypage/index.php?gid=G0000148

最終更新:2022年5月22日

2011年10月26日水曜日

当ブログについて

このブログは岡山県で杖道を学び稽古するとある人間のブログです。
公開目的はズバリ「入門者の勧誘」です。

管理人は倉敷市にある水島武道館にて稽古に励んでおりますが、人が少ないことに心を痛めています。このままでは将来の存続も危うい!ということで、切に入門者の増加を願っています。

日々の稽古やイベントの様子を掲載しながら、杖道にまつわる様々なことを書き綴っていこうと思います。興味を引かれるようなことがお目にとまれば幸いです。関心をお持ちになった方は是非お近くの道場を覗いて下さい。日頃あまり見ることのない武道の世界をご覧いただけることと思います。

なお、掲載される内容はあくまで管理人の個人的な意見・見解であって、各道場の責任者、杖道会やその責任者、あるいは剣道連盟杖道部のものではありません。誤りや不見識な点があればご容赦下さい。