2025年9月25日木曜日

おかやま

 思い出し更新、3日目。3連休の最後は岡山県杖道大会です。

県大会というと大層立派なイメージですが、実際は稽古の披露会みたいなものです。人数も少ないし。

でもやっぱり6,7段にしたら審判の練習になるし、それ以下の段では普段とは違う状況での演武の練習になるし、やっぱり意味はあるんですよ。きっとそうに違いない。


・7段演武


・6段演武


・段外、初段の部


・2,3段の部


・4,5段の部



さて、選手の皆さんはそれぞれに感じるところもあるでしょう。私は私で「もっときれいな審判の立ち姿を見せないといかんなあ」などと思ったりします。

ちっちゃな大会ですけれど、やった分だけ得るものがある。そう思います。


以上、10日遅れの3連休思い出し更新でした。


2025年9月22日月曜日

ぜんこく

 思い出し更新、2日目。第60回全国杖道大会です。

スタッフの皆さん、いつもお疲れ様です。

岡山県からは私と後輩の2名が参加です。

早速その後輩の試合から。

向かって右。見よ、袴の翻りを‼
うーん、いい勝負してるんじゃない?

旗は相手に。うーん、残念。

相手は結果として準優勝まで上り詰める方でしたから、ちょっと相手が悪かったか。

ちなみに後輩の打太刀は昨日顔見知りになったばかりの、福岡の曾さん。ありがとうございます。

広島大会もそうですけれど、こういう大会だと初めての人に打太刀をお願いしてお知り合いになれるのがいいですよね。

後輩も知り合ったばかりの人の打太刀を務めて、なんと準決勝まで。

もちろん杖の人が上手なのはありますけれど、その良さを十分引き出せるだけの太刀の力量があることが示されて、先輩のボクはウレシイっ! やはり教える人がいいから


それでは先輩であるところのワタクシの結果。


きれいさっぱり初戦負け。特にいうことはありません。

4本の型の中で2回も打ち損じてたら、旗が上がるわけなんてないよね。

完全に稽古不足ですね。そりゃまあ普段稽古してない人と古流含めてやれってなったらなかなかうまくはいかんものです。

打太刀は去年の全日本チャンピオンの片割れだろって?

はい、そうです、敗北の理由は私のせいです…。


その方の打太刀も私がやりましたけれど、3回戦で負け。まあ、古流の稽古がやっぱり足りてないというか、お互い攻め足りてないかなと後から思いました。


余談ですが、私の試合を見ていた人からは

「アレやってないから負けたんじゃないの?」

ですって。

アレ。つまりは寝屋之内のことですね。

確かに過去の大会では毎回寝屋之内を遣って、それで最低1回は勝っているので、意外にそうかもしれない。

次回参加したときは必ず寝屋之内を遣います。約束です。


6段戦の試合がなんもなしでは面白くないので、達者対達者の試合でも。


何度見てもこの2人は上手いわ。言うことない。


そして8段による演武。


見るほどに「もっと上手になりてえなあ」と思います。まるで小学生みたいな感想ですけど、それしかなくない?


そして決勝戦。岡山県は絡むところがなくて残念。次はもっと勝ち上がりたいですねえ。

それと、もっと参加してほしい。

なんかもう「あいつが行くからええやろ」的な感じをうっすら感じます。あいつがじゃなくて一緒に出るんですよ、わかりりましたか?


そういうわけで、こんな2日間の福岡旅の様子でした。

余談ですが神道夢想流杖術振興会のinstagramに私の怪しい笑顔の写真がなぜか出ています。ここを見てる人はたいてい気づいてそうな気もしますが。

2025年9月19日金曜日

おまつり

 お待たせしました。ようやく忙しかった3連休の思い出し更新です。


ますは初日、流祖祭から。

新幹線にのって博多まで。さらに西鉄に乗って大宰府まで。

…うーん、雨が落ちてきましたぞ。

竈門神社につく頃にはかなり降り出してきて、大丈夫なんだろうかと思いました。

雨が止むのをまつ我々。

「あなたが来るといっつも雨が降るよね」

なんてひどいことをいう方もいらっしゃいましたが、何をおっしゃる。

われら「晴れの国 岡山」から来た男たちの力できっと雨は止むに違いないのです!!


ということで、開始ぎりぎりになって雨は無事やみました!

「ということで」もなにも、雨雲がいわゆる入道雲で1時間もすれば止むと雨雲レーダーで分かっていただけの話なんですが。

思い出したら前回も雨、前々回も雨、季節の変わり目とはいえ次はすっきり晴れた日になるといいですね。


それはそれとして雨が止んだら流祖祭の開始です。

竈門神社本殿でお祈り、夢想権之助神社前でお祈り、演武、稽古。




今回の稽古は見学で。足元も悪いし、ちょっと調子もよくなかったし。

それにしても皆さん、ズルズルの足元の中で稽古に励んでてすごいなあ。


そして、神々の戯れ。




あんまり大きな声で言うことでもないんですけれど、年齢おいくつでしたっけ…?

ほんと、お元気でいらっしゃる。


ということで、1日目終了。

2025年9月15日月曜日

おやすみ

 おとといは、大宰府・竈門神社で流祖祭。

昨日は、第60回全国杖道大会。

今日は、午前中に岡山県杖道大会。ついでに日が下がってからほったらかしにしていた庭の手入れを少々。


疲れました。3連休は全然休めませんでした。


そういうわけで、ネタはいっぱいありますけれど詳細はまた後日にさせてもらいます。

ちなみに明日は仕事で夜はお稽古で、たぶん更新できません。よろしく。

2025年9月10日水曜日

じかんさ

 我が家から…


東京駅まで新幹線で、約4時間。

鹿児島中央駅まで新幹線で、約3時間半。

鳥取駅まで特急で、約2時間半。車で約3時間半。


隣のはずの鳥取県、遠いなあ…。

2025年9月7日日曜日

かごんま

 


新幹線に乗って、はるばるやってきました。鹿児島。

なぜかって?


これを見に来ました。どうしても見たい流派があったので。


杖道は参加してないから、杖道関係者に気を使う必要もないなと思っていったら

河 野 先 生 い ら っ し ゃ い ま し た 。

居合で参加されてた模様。

いや別に河野先生が悪いわけじゃないんですが。気づいたからにはご挨拶を。

また来週、全国杖道大会でお会いしましょう。


いやーしかし鹿児島は遠かった…。

2025年9月4日木曜日

あんぜん

 朝から3時間ほど稽古して、しっかりお昼を食べて、温泉に入って、それで車を運転しているとまことに眠い


当たり前といえば当たり前のことですね。

ちなみに先日の鳥取出稽古のお話です。


出稽古もよくやりますけれど、そのあと運転してると疲労や眠気を感じることがあります。稽古の疲れとか、ご飯の後の血糖値上昇とか、そういうの。

よく言うことですけれど「家に帰るまでがお稽古」ですから、安全運転も稽古の一部。

疲労や眠気を感じたらちょっと停まって休んだりコーヒーを飲んだりしましょうね。たまにエナドリぶち込んで家まで運転することもありますけれど、やっぱりカフェインでごまかすと後がしんどい。


昔、居合の先生が遠出の最中に運転中の交通事故で亡くなったという話がありましたけれど、そういう事例を繰り返さないように気を付けたいところ。


余談ですが、私の免許は青色です…。早く金色に復帰したーい!

2025年9月1日月曜日

かいせつ

 9月になりました。

全然涼しくならないのはなぜだ。


涼しくなろうがなるまいが稽古はせねばなりません。また鳥取までお出かけしてお稽古してまいりました。ありがたいことにエアコン付きの稽古場です。助かる~。


先日の講習会でも思いましたけど、改めて解説書を読むと案外いい加減に覚えている箇所があるもので、例えば9本目・雷打の1刀目は二の腕を斬るのか、胴を斬るのか。11本目、12本目の相打ちではどうか。改めて聞かれると「あれ、そういえばどっちだっけ?」ってなりますよね。


私も1度は新旧対照表を作るために全部読み通しましたけれど、それも振り返れば2017年のことですから、今となっては過去のお話。いろいろ忘れてしまっています。


そういういい加減な認識で後輩の皆さんに稽古をつけているんですから、こんなの良いわけがありませんよね。前に「書いた言葉に引きずられてる」なんてことを書きましたけど、そうはいっても解説書のありがたみってこんなところに出てくるわけですね。

皆さん、せっかく講習会もあったことですから、もう1度解説書を読んでみませんか?

2025年8月24日日曜日

てきとう

 こないだの講習会で、とある岡山県民が東京の人に尋ねました。


岡「すみません、この辺のお土産って何があります?」

東「僕も千葉県民じゃないからねえ…もう東京駅で東京ばなな買って帰ったらどうですか?

こらっ!!なんてこと言うんですか!!

反省しなさい、反省!


ちなみに私はピーナツクイーン、落花生パイ、殻付き落花生、MAX CAFFEEを買って帰りました。

2025年8月23日土曜日

ちばけん

 千葉市での講習会、お疲れさまでした。


千葉公園内の、大賀蓮。
歴史的な名物も、気づかずに過ごした人も多かろう。
暑い中、千葉駅から歩いた変な人だけ目にしたはず。


…なんで更新まで1週間も間が空いたのかと問い詰めたい人もいらっしゃるかもしれませんが、私にだって生活があるわけでそこのところはご了承いただきたい。

講習会直前に急な訃報があったり、遠い所への旅の疲れが出てごろごろしたかったり、仕事が月次の繁忙期だったり、なんかしんどくてごろごろしたかったり、いろいろです。


さて、 何から書いたものか。まずは審査の結果から。残念ながら審査会は見学出来なかったんですが。

結果は全剣連のサイトを見てもらうことにして、7段審査合格率がなんと34.4%

「そんなに合格させて大丈夫~?」と思いながら合格者名を拝見すると、うん、まあ、確かにこの人たちなら通るだろうな、という面々で納得。

岡山県的には1名合格なので、受かった方にはおめでとう、受からなかった方は次頑張りましょう、というところ。ただ、6段を受けた某氏は相手がだいぶ悪かったようで、受審後に審査員から「大変だったね、次頑張ってね」と声掛けがあったとかなかったとか。

審査を受けるのはもちろん各自の自由なんですが、失敗は自分だけでなく相手にも迷惑がかかるということを心の片隅に置いて、受審前には十分な稽古を積まねばならぬということですね。


さて、講習会について。

これまでと比べて何が変わったということはなく、「こういうところに気を付けて稽古しましょう」というお話。具体的なことは各県の伝達講習会でご確認ください。

ただ、10本目の杖の八相からの打突について。

「解説書には『右足を動かすことなく』とあり、八相に構えた時は正対ではなく気持ち斜めを向いているのではないかという指摘があって、ただいま委員会で検討中です」

とのこと。

つまり、逆手突をした際の右足(後ろ足)は少し外を向いているのだから、記述通りに八相に構える際に「右足を動かすことなく足をそろえ」とすると正対は不可能だ、ということなんだそうですけれど、それはさすがに「書いてあることに引っ張られすぎじゃないのか」と思います。「動かすことなく」っていうのはつまり「(前後に)動かすことなく」くらいの意味じゃないかと思うし、実際そういう風にこれまで遣ってきましたよね。

「書き方がおかしいから直しますね」だったらわかるけど、「書いてある通りに八相をちょっと斜めに構えることにします」とかいう人がいたら「はあ~~???」って感じですね。うちの道場の人も「斜めに構えたら打ちにくいですよねえ」って言ってました。私もそう思います。


あと、「5本目の太刀は引落打のときに2足1刀の間合に下がります」「他は1足1刀に下がります」というお話で、確かにそう解説書にも書いてありますね。

そこでワタクシ、「なんで5本目だけは2足1刀なんですか?」って質問しました。

そのお答えは「わかりません! 理合についてなぜこうなのかは形を創った人に聞いてください。聞きに行ったら戻ってくるのは難しいかもしれませんけど…」とのことでした。ええ感じに笑いが取れました。

でもさ、そのあとに別の人にも言われたんですけど、「そういうところを聞きたくて講習会に来てるのにねえ」とは思います。杖道委員としてでなくて、個人の意見でもいいから聞いてみたかったな。

でも杖道委員の先生も「なんで岡山の人は答えにくい質問ばっかりしてくるんだろう」と思っているかもしれません。

それはきっと、坪井先生の教育が行き届いているからですね! (坪井先生のせいにする卑怯な振る舞い)


とりあえずこんなところで。

2025年8月9日土曜日

ぼしゅう

 募集その1。

9月21日(日)、岡山県赤磐市(あかいわし)の山陽ふれあい公園でイベントがあって、その中で杖道の紹介をするそうです。

また今後赤磐市に稽古場を作る予定があるそうで、土曜の18:00~20:00になるとかなんとか。

これまで岡山県の杖道の稽古場は岡山市、倉敷市、総社市にしかなかったので、赤磐に稽古場ができたら大変おめでたいことです。

赤磐ってこの辺。wikipediaから。


よろしく。


募集その2。

私と一緒に全日本杖道大会に出たい人、募集中!!

期限が近いので早めによろしく。


以上。

2025年8月3日日曜日

コメント

 ちょっと更新が開いてしまいました。

「ひょっとして死んだか?」と思った人もいるかもしれませんが、大丈夫。まだ生きています。


話は変わりまして、たまにこのblogもコメントをいただくことがあります。

個人的な価値観の都合で「コメントにお返事はしない」ということで運営を続けていますが、定期的に確認はしていますよ。

最近だと稽古場所や時間についてお尋ねがありましたけれど、コメントではお返事しませんでしたが該当の内容を更新していますので、また見てやってください。


あとは大変丁寧な言葉遣いで「下手くそが高段者のやることにケチつけるな黙っとけ」というコメントを頂いたりとか、Youtubeとかニコニコでも手厳しいコメントを頂いたりしますね。

別に「こいつヘタだな」と思われても「せやな」と自分でも思うんですけれど、そういうことがある度に冨永先生の

「悪いところ探しじゃなくて、いいところ探しをするんですよ」

という一言が蘇りますね。

まさに至言。

2025年7月19日土曜日

おやすみ

 稽古場所として借りている小学校の体育館が、夏休み中に電気設備の更新をするそうで、8月はお盆明けまで使えないんだそうです。

この話は割と早いうちから伝わってきていたので、どうしたもんか、別の場所を借りようか、と思っていました。

でも正直、2週間ほどならもう「夏休み」にしようかなということで、道場の皆さんにも伝えてあります。

伝わってない人、お休みですからね。お盆が明けたら再開です。


ただ、7段とか8段とかの受審を考えてるような人たちはそんな簡単に休んだりはしないわけですよ。

私もそのうち7段を受けると考えると、何かしとかないといかんような、そんな気はします。

気はします。しますが、実行できるかどうかはまた別の話でうんたらかんたら。

2025年7月13日日曜日

つかれた

 土曜日。暑い中、車を飛ばして、鳥取へ。

昼御飯、牛骨ラーメン。

毎度の出張稽古です。

余りに暑いので、エアコンの使える稽古場所を選んでもらって、普段より短い時間でお稽古。

それでもかなり疲れが出たのは、あまりの暑さによるものか、体力の低下によるものか。

とはいえ、

「去年6段受かったばっかりで、来年7段受けても受かるわけないと思うけれど、71歳で受けるのと74歳で受けるのとを比べたら受けたほうが良いに決まってる」

と言われると、私もしんどさを振り払って稽古にお付き合いしないといけないわけですね。


晩はちょっとリッチにお寿司屋さん。

そして今日も朝から2時間だけ集中してお稽古。

朝から道路上の温度表示は30℃越えで、こんなに暑いともうエアコン抜きでの稽古はできそうにありません。大丈夫か、地球。


しかし考えてみれば今年ももう半分以上終わってしまったわけなんですよね。

光陰矢の如し。

ところで私の今年の目標を覚えていますか?

「よそ行きを控えめにする」、全然守れてませんね。

今後も千葉の地区講習会があり、流祖祭&全国杖道大会があり、埼玉の全日本杖道大会があり、広島大会があり、お出かけいっぱいの予定。全然あかんやん。

2025年7月6日日曜日

めいじん

 昨日今日は、本当なら冨永先生をお招きして講習会をやる予定でした。

でもこの暑さなので中止になりました。

残念ですけど、仕方ないですね。35℃まで行くようなときに講習会なんかできるわけがありませんからね。

あれを聞いてみよう、これを教えて頂こう、というネタもたくさんありましたけど、仕方ないですね。…悲しい。


嘆いていてもしょうがないので、このクッソ暑い中、最近乗ってなかったバイクをかっ飛ばして「日本木彫の最高傑作」を見に行ってきました。暑くて暑くてしんどいけれど、バッテリー上がっちゃうし。

目的は平櫛田中の「鏡獅子」。

普段は東京の国立劇場に飾られていますが、国立劇場はただ今改装中なので田中の故郷、岡山県井原市に里帰り中なのです。

2mを超える大作、見応えがありますね。

これ、単に木に色が塗ってあるんじゃなくて、漆を塗る->金箔(髪は銀箔)を貼る->色を塗る、という手順なんだそうですよ。プラモとかに詳しい人なら「あーなるほどね」となるのかもしれませんが。


この鏡獅子の姿をみて「ああ、古流長刀の前がかりの上段とはこういう形か」とふと思い立ち、夕方から武道館で一人稽古などしてみたりして。

暑い! 汗で薙刀が滑らない! 

やっぱりこの暑さじゃ稽古も講習会も厳しいッスね…。

2025年7月5日土曜日

タフネス!

 うちの道場の人が言いました。

「ぼくも50代に突っ込んで、さすがに体力の低下を実感してます」

そうでしょうねえ。

「だから、体力を鍛えるためにステンレスの杖を注文しました」

はい??


普通、そこは「軽い杖を使うようにしました」とかだと思うんですけれど、やっぱり若いころから格闘技やってる人は考え方がちょっと違うようです。

どこぞの鉄工所的なところでそういう注文を受け付けてくれるそうで、ざっくり1万円+送料+税くらいのお値段だそう。

先日の稽古でその「ステンレスの杖」を持ってきてくれたので私も触らせてもらったんですけれど、さすがに金属、重い!!

ゆっくり基本打ちをするくらいしが使いでが無いし、どうやっても早く振るなんてことはできそうにありません。

基本の中では逆手突あたりが特にキツイ。ずっと頭上に構えないといけませんしね。胴払打とかでも打ち込むときに体を振られます。

普通に振ってると重さで持っていかれそうになるので、嫌でも体幹をつかうようになりますから、「体を鍛える」「体幹を鍛える」という点では確かに役に立つかもしれません。


そして、樫の杖に持ち替えますよね。

かる~~~い!!


2025年6月29日日曜日

つゆあけ

 西日本の多くの地域で梅雨明けが発表されました(おとといの話)。

長く、暑い季節の始まりです。

大抵の道場ではエアコンついてないでしょうから、健康に気を付けながら稽古を重ねていきましょうね。


余談ですけど、庭の空いたスペースでキュウリを2苗ほど植えておりまして、キュウリを育てたことのある人なら分かると思いますけれど、毎日キュウリ1~2本を食べる羽目になっております。

わたしゃカッパか?

明日起きたらくるっぱになってるかもしらん。

久留米のゆるキャラ、くるっぱ

毎日酢の物にしたり冷汁の具にしたりするけど、もう飽きたよ~!!


なおまだまだ実がなる模様。ま、まあ、キュウリは体を冷やす効果があるらしいので…。

2025年6月23日月曜日

おまいり

 こないだ、黒郷先生は仰いました。

「博錬会のFBでよくあなたを見るけど、温泉に浸かりに行ってるのか、おいしいものを食べに行ってるのか、稽古しに行ってるのか、どれなの?」








もちろん、全部です!


ということで、また流祖祭にお邪魔して、博錬会のお稽古に混ぜて頂きました。毎度毎度ありがとうございます。

以前に湯の坂温泉を褒め称えたせいなのか、ちょっと宿が取りにくくなっているようで、流行ってもらう必要はあるけれどあんまり泊れないようだと困っちゃうな。ほどよく流行って、お願い。

あと今日はなんだか筋肉痛なんですけれど、これは昨日のお稽古が原因なのか、それともクソ重杖袋&併伝用具全揃いバッグを担いで竈門神社の階段を昇り降りしたせいなのか、どっちなんでしょう。

渡邊女史に言わせると重いもの背負ってお参りするのも「それも修行」とのことで、まあそうなのかもしれない。

ああ、ケツ筋が痛い。

2025年6月19日木曜日

ごうかく!

 こないだの日曜に、昇段審査が行われました。

1級、初段、2段の審査に合計12名が挑戦し、見事全員合格となりました。

見事、とはいうものの、2段までならよほどのことが無ければ基本は受かるんですけれど、そうは言っても初めての審査だという人にはそれなりにプレッシャーはあったでしょうから、そのなかで普段の稽古通りのことができて、結果として合格できたというのはきっといい経験になったんではないでしょうか。


あとは、審査の後に言われてましたけど、「所作」をしっかりする。

これを自分の道場でもきちんとやっていかないといけないんですよね。

なるべく機会をとらえて伝えるようにはしていますけど、やっぱりおろそかにしがちというか、聞いてるほうも「そんなことより新しい型を」って思いがちでしょうしね。

でもたしかに、私が初心者の頃は先生も一生懸命所作について教えてくれてましたっけ。それを私も真似をしていきたいところです。

2025年6月12日木曜日

ばんぱく!

 


ちょっと前に万博に行ってきました。

疲れました。でもなかなか楽しかったです。

余裕があればもう1回行ってみてもいいかな。

皆さんもぜひ行ってみてね!


2025年6月10日火曜日

けいさい

 剣道時代7月号に、京都大会の写真が載っていました。


博錬会のおねいさんたち、京都大会初出場で早速雑誌に写真掲載!

ええなあ。

やっぱりプロはいい写真を撮られますね。

ちなみにご本人は「後から写真で見ると何をやっているやら分からず、まだまだ未熟です」とのことで、私と違って大変謙虚でいらっしゃいます。


余談ですが、この赤丸のところね。

これは私です。

いやホント、マジで。

この数瞬後に撮った写真がこれですからね。


被写体を挟んでカメラマンと私と。

私も次は演武中の写真をぜひ撮ってもらいたいなあ。いつ写真に撮られてもいいように、しっかり稽古しませんとね。


あと岡山の薙刀の先生も載っていました。

小野先生の得意料理はコロッケだそうです。何の話や。

2025年6月9日月曜日

にんげん

 懇親会で言ってらしたんですけれど、黒郷先生は最近ズンバを始められたそうです。

ズンバというのは南米系のダンスエクササイズなんですが、70代も後半になって新しいことを始めるというのは若々しくていらっしゃるなと思います。


「範士」というと人間離れした仙人みたい人なのかなと思いがちですけど、

ズンバは女の人がいっぱいなんだよと歳に似合わぬ色気をのぞかせてみたり、

「あの人、なにかやってる人なの?」「剣道(違)の先生なんですって」「ああやっぱりねえ」なんて言われて喜んでみたり、

そういう黒郷先生の人間臭いところが私は好きですね。

2025年6月8日日曜日

なごやか?

 昨日今日と、広島から黒郷先生をお招きしての講習会でした。

昨日はいつもより黒郷先生のお笑い発言も多くどこかなごやかな雰囲気で「なんか黒郷先生、前より当たりが柔らかくなったかな?」と思ったんですが、今日はやっぱりいつもの(?)黒郷節全開で、ここ数年の黒郷先生の講習会では一番体を動かしたんじゃないかというコメントもありました。

休み時間中も熱心な黒郷先生と受講生の皆さん。

講習会の中身は簡単に言うと「目付」「気合」「残心」、おまけで「体幹」です。

当たり前と言えば当たり前のことですけど、きっちり30年40年と続けると範士8段になれますよと黒郷先生が身をもって示してくれた、そんな講習会でした。



講習会が終わったらふと思い立って山岡家のラーメン。別に晩御飯はあったけど、まあええやろ。

あと、千葉で6段7段を受けるみなさんの健闘をお祈りしております。ガンバ!

2025年5月27日火曜日

ろぼっと

 前回、AIが賢くなって人間がアホになるのではという話をしましたけど、人間がアホになるかはともかく今後さらにAIが賢くなっていくのは間違いない話でしょうね。

それが進めば「機械が人間の仕事を奪う」ということになるんでしょうけれど、見方を変えれば「機械が働き人間は別のことに夢中になれる」ということでもあるんでしょう。

生成AIが良い感じのイラストを描けるようになりだして、逆に「上手な絵の描き方」的な本が売れ出した、なんて話もあるようですから、やっぱり人間はなにか頭と体を動かしていないといけない生き物なんでしょうね。

私だって無職だった頃、旅と料理と杖の稽古に一生懸命だったわけですから。寝るのも大好きでしたけど。

そうすると、機械とAIとが人の仕事を負うようになると、武道をやり始める人が増えたりするのかもしれませんね。ぜひそうあってほしい。


ただ1つ、そういう世の中でだれがどうやって生活費を稼いでくれるんだろうということだけが気がかりなんですが…。

2025年5月23日金曜日

えーあい

 最近は「AI」、人工知能というものが大変に流行っているようですね。

昔、情報知能を少し勉強した身からするとあれは「機械学習」と呼ばれる分野の成果の1つであって、果たしてそれを"Artificail Intelligence"と呼ぶことが妥当なのか、そこらへんに多少の疑問もなくはないんですよね。「学習こそ知能の基礎基本」と言われたらそうなのかもしれない。


さて、そのAIサービスに色々尋ねてみるとまあまあいい感じの答えが返ってくるわけなんですが、あれってざっくり言うと「インターネットを検索してまとめて答えを導いている」というお話で、逆に「ネットに答えの無い質問にはろくに返せない」という面もあるわけです。

ところが世の中困ったことに「AIがない、知らない、って言ってるんだからそんなものはないのだ」と勘違いしちゃう人がいらっしゃるわけですよ。

これはネットは世にはびこり始めた時から感じていたことですが、「ネットに無い=世の中に無いのと一緒」という風潮がさらに強化されたように感じます。


そしてまた、ネットにほとんど出てこないような古武道・古武術流派っていうのもあったりするわけで、そんな流派やそれらに関する話題は「そんな流派は存在しない」「そんな話はウソか捏造だ」みたいな話が出てくるんじゃないかな、という気がします。

だからと言ってわざわざネットに出ていく理由もないわけですが。いらんトラブルを招くだけということもあるでしょうし。


あるものを機械が言うからないといい、本当を機械が言うから嘘という。

機械が賢くなった分だけ人間がアホになった、そんな話なんでしょうかね。

2025年5月18日日曜日

たちばな

 


我が家の庭のタチバナの花。

手がかかるからとずっと庭の植木を減らしてきたものの、さすがに庭がちょっと寂しくなったかなと思ってタチバナを植えたのが一昨年。まだたくさん実がなるということはありませんが、少しずつ花を咲かせてくれています。

左近の桜、右近の橘、というように、おめでたい樹でもあります。

桜が毎年散ってはまた花開く再生の象徴、橘は常緑で冬も茂り栄える不滅の象徴、ということのようですね。タチバナの実は「ときじくのかぐのこのみ」、不老不死の霊薬であるという神話のお話もあるそうです。

ちなみに先日演武した武徳殿そばの平安神宮にもタチバナは植えられているんですよ。知ってましたか?


日本の柑橘類の原種としてのタチバナ、言うまでもなくシトラス系の香りがします。

万葉集にも、

五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする

という歌があるようで、さらにこの歌は伊勢物語にも登場するんだとか。「昔の恋を思い出させる」という、なんとも罪深い香りと位置付けられているそう。

この歌、「袖の香」ということはきっと後朝を交わす間柄つまりは男女の関係だよなあとか、現代基準だとセンシティブ扱いされそうだなと思ったりもします。男と女の恋物語なんだから当然だろうと当時の人なら言うのかな。

現代の我々ならなんと詠むのでしょう。さて。


橘の花の香りに誘われて夢に見るよな恋してみたい


うーん、高校生か!!40過ぎのおっさんが詠むような歌ではなかったですね。坪井先生が聞いたら笑いそうな気がします(坪井先生はただの質問おじさんではなく詩吟の家元でもありさらに俳句会を主催するほどの文化人です、念のため)。



こちらはユスラウメ。ちょっとずつ実が赤くなり始めました。

真っ赤になったら収穫して、煮詰めてジャムにするのが例年の行事。いつものことを、いつもどおりする。この辺は武道も一緒かな。

やっぱり実がなる植木、世話に手がかからない植木はいいですね、楽だし世話をする気がわくしblogのネタにもなる。

2025年5月14日水曜日

おていれ

 いつぞや出した、私の木刀コレクションの一部の写真。


「白こそ至高」という最近の風潮に反して、どれもそれなりに年季が入って見えますけど、特に左から2番目のやつね。

どう見ても木そのものの色でもないし、ずっと「なんでこんな色なんだろう…?」と思ってました。


そしたら最近やっと答えというか仮説が得られました。

昔は木刀の保存のために柿渋を塗っていたんだそうですね。

聞いた話では「手ぬぐいとかでキレイにして、柿渋塗って乾かして、椿油を塗っておしまい」なんだそうです。

なるほど、柿渋を塗って年季が入ればこんな色になりそうな気がします。


最近の剣道連盟は「白いのが良いのだ!」っていう雰囲気が強くて、杖道委員の先生も「ジフで磨いてる」と仰ってて、確かに真っ白なんですけれど、私はそこまで白にこだわらんでもいいんじゃないかなと思っています。

定期的に掃除をして、椿油を塗る。

椿油はほぼ透明ですけれど、油を塗ったら白じゃなくてちょっと濡れたような少し茶色っぽい色になります。

昔の先生はしっかり油が染みてから稽古に使ったと言いますからね。

それでいいんじゃないのかなあ。「真っ白」にこだわらなくてもさ。

ただし、私が7段審査に落っこちてその理由が「杖が汚いから」って言われたら手の平を返すことになるでしょう。きっと。

2025年5月8日木曜日

きょうと オマケ

 京都大会こと第121回全日本剣道演武大会のネタも今日のオマケでおしまい。

オマケその1。


はい、というわけで、帰りに京都駅で買った宝くじは見事に外れました。
演武もいまいちだったし、さもありなん。

去年よりは落ち着いて演武できましたけども、逆に去年ほどの緊張感はなかったし、塩梅が難しいですね。
上席の皆さんが「おお、これは」と思うような演武が出来たらきっと大当たりする、そんな気がします。
…そんな演武が出来るまでに何年かかるやら。


その2。


この写真の、○したところをよく見ると…。

博錬会のおねいさんでした。

彼女が私の画角に入るとき、私もまた彼女の画角に入っている…。
多分見たらすぐわかりますよ。

以上、令和7年の京都大会でした。

2025年5月7日水曜日

きょうと 3

 演武を済ませ、見学も終えて、会場を離れるその時に、受付のお兄さんのぼやきが聞こえてきました。


「見てみ、この急なキャンセルの数」

「昨日の8段審査で落ちてやる気なくして帰ったんやろなあ」

「だってこの人ら、昨日オレ見たもん! 受付したもん!」

「こんなん20年受付してきて初めてやわ。やっぱ演武の前に審査したらあかんて」


ですって。


こういう話だけ聞くと、「そんなんだから審査に落ちるんじゃないの…?」と思っちゃったりもします。

腕前はもちろんですけれど、やっぱり7段、8段ともなれば剣連の行事を盛り立てるのも仕事のひとつだと思うんですよ。

落ちたら落ちたで「なんでこれで落ちるんじゃい!」という気合で演武を披露していただきたいですよね。


とはいえ、まずは8段審査を受けられるところまで行くのが先ですけども。

2025年5月4日日曜日

きょうと 2

 演武を終えた後、冨永先生がお言葉をくださいました。


「打太刀が良かったから思いっきり杖が遣えたでしょう」


打太刀が良かった。つまり、仕杖の私はもっと稽古せいよと、そういうことなんだろうなあ。

自分でもそう思います。反省。


ちなみに今日はなぎなたの合同稽古でした。
基本稽古でしこたますねを打たれて赤くなって腫れています。やはり試合競技は体に悪いな。ぼくは形稽古がすきです。

なお、私と一緒に2日に京都で演武したなぎなたの先生は、昨日(3日)から稽古に参加していたそうです。タフすぎ!

2025年5月3日土曜日

きょうと

 写真でたどる昨日の思い出。


バスを降りてすぐのコンビニでたまたま行き会った黒郷先生、何かのご縁と思って写真も少し多め。




鎖鎌を遣う黒郷先生は珍しい、というかご本人も「ずいぶん久しぶりに合わせた」とか言われてましたっけ。


各種形の部から、関係者の写真。














最後の2枚は後ろ姿ですけど最近Youtubeで有名な関先生。写真だと分かりにくいですけど、近くで見ると「大仏様が歩いているよう」と人が言うほどの存在感があります。



鳥取藩伝来の名流、雖井蛙流(せいありゅう)平法。剣道の達人が遣う剣術は見事の一言。


薙刀の部。



こんな細腕で重たい樫の薙刀をひらひらと振り回すんですから、「腕力じゃなくて体幹で遣う」というのが良く分かります。私はまだまだそこまで至りません。



この2枚は男性が薙刀を遣ってます。男性が薙刀をやったっていいんですよ。

薙刀の写真を撮っていたら「そんなところで何してるんですか! みんな待ってるんですから早く集合場所に来てください!!」とせっつかれる羽目に。

大丈夫だよ、いくら杖道の部の最初の組だからと言っても、薙刀が終了してからまだ杖道の模範演武があるし時間は十分あるんだって。

でも周りの皆さん、スタッフの皆さん、心配させてごめんなさい。


杖道の部。自分の演武が終わって先に着替えていたら、あらかた終わってあんまり写真がない。




高砂の石原先生、「まだまだ元気でいてもらわないと困る」らしいので、また来年もぜひご参加ください。

杖道の部では一番びっくりした、光廣先生のご出場。



古い杖をよくご存じの光廣先生、お元気でいてくださいね。

杖道の部のシメ、冨永先生と福田先生。



流石先生、流石範士、としか言えない演武。


最後に居合道から、関係者を中心に。




今日が初の京都武徳殿らしい彼、兵庫に住んでて「マジで?」って聞きたくなる話。


パパさん、あまり写真撮れなかったけど、各種形の部もあるから勘弁してください。



毎年京都大会で運営に奔走されているブライヤー先生。いつも本当にお疲れ様です。



遠くて写真が撮りづらい!!



立派なおひげのウーデルホーヴェン先生。ご縁はないけどおひげがあまりに立派過ぎてつい写真を撮りました。
「僕も80歳になったら冨永先生を見習っておひげ生やしてみようかな」という方もいらっしゃいますが、こんな見事なおひげは難しいですね。


盆子原先生。岡山でやった全日本杖道大会の決勝戦をまだ覚えていますよ。あれももうだいぶ昔の話になってしまいましたけど。

「お前、杖の相方の演武を見ずに帰るとか、薄情者と言われてもしゃあないぞ」と言われたからというわけでもないんですが、杖の相方の演武写真。






杖の方では6段審査に苦労されてましたけど、改めて考えれば居合道教士7段、杖道錬士6段、弓道5段、古流剣術、古流長刀術まで遣うとんでもない人です。

そして、前日に居合道8段審査を突破された宮脇先生。


審査を見学した人は「この人が通らなかったら誰が通るんだと思った」と言い、黒郷先生も「昨日、宮脇先生が居合の8段通ったんだよ。やっぱり熱心だからね」と嬉しそうに語ったお方ですから、教士が並んで業を遣っていても一際目立っていましたね。


以上、京都大会の写真あれこれでした。

ところで、演武中の写真をプロのカメラマンが撮って販売してくれるんですけれど、今年の私の写真はどれもパッとしてない感じで、購入意欲がわかず。それでも2枚は買いましたが。

パッとしてないのは言うまでもなく被写体の私がイマイチな演武をしているからですね。

和歌山の山口先生は「いつ写真を撮られても美しいと思えるような演武をしたいよね」と仰ってましたけど、まさにその通りで、どの部分もきちんときれいに見えないと業とは言えないし稽古の値打ちがないんだろうなと改めて感じた次第。

来年はいい写真を撮ってもらえるように稽古しましょう。