千葉市での講習会、お疲れさまでした。
…なんで更新まで1週間も間が空いたのかと問い詰めたい人もいらっしゃるかもしれませんが、私にだって生活があるわけでそこのところはご了承いただきたい。
講習会直前に急な訃報があったり、遠い所への旅の疲れが出てごろごろしたかったり、仕事が月次の繁忙期だったり、なんかしんどくてごろごろしたかったり、いろいろです。
さて、 何から書いたものか。まずは審査の結果から。残念ながら審査会は見学出来なかったんですが。
結果は全剣連のサイトを見てもらうことにして、7段審査合格率がなんと34.4%。
「そんなに合格させて大丈夫~?」と思いながら合格者名を拝見すると、うん、まあ、確かにこの人たちなら通るだろうな、という面々で納得。
岡山県的には1名合格なので、受かった方にはおめでとう、受からなかった方は次頑張りましょう、というところ。ただ、6段を受けた某氏は相手がだいぶ悪かったようで、受審後に審査員から「大変だったね、次頑張ってね」と声掛けがあったとかなかったとか。
審査を受けるのはもちろん各自の自由なんですが、失敗は自分だけでなく相手にも迷惑がかかるということを心の片隅に置いて、受審前には十分な稽古を積まねばならぬということですね。
さて、講習会について。
これまでと比べて何が変わったということはなく、「こういうところに気を付けて稽古しましょう」というお話。具体的なことは各県の伝達講習会でご確認ください。
ただ、10本目の杖の八相からの打突について。
「解説書には『右足を動かすことなく』とあり、八相に構えた時は正対ではなく気持ち斜めを向いているのではないかという指摘があって、ただいま委員会で検討中です」
とのこと。
つまり、逆手突をした際の右足(後ろ足)は少し外を向いているのだから、記述通りに八相に構える際に「右足を動かすことなく足をそろえ」とすると正対は不可能だ、ということなんだそうですけれど、それはさすがに「書いてあることに引っ張られすぎじゃないのか」と思います。「動かすことなく」っていうのはつまり「(前後に)動かすことなく」くらいの意味じゃないかと思うし、実際そういう風にこれまで遣ってきましたよね。
「書き方がおかしいから直しますね」だったらわかるけど、「書いてある通りに八相をちょっと斜めに構えることにします」とかいう人がいたら「はあ~~???」って感じですね。うちの道場の人も「斜めに構えたら打ちにくいですよねえ」って言ってました。私もそう思います。
あと、「5本目の太刀は引落打のときに2足1刀の間合に下がります」「他は1足1刀に下がります」というお話で、確かにそう解説書にも書いてありますね。
そこでワタクシ、「なんで5本目だけは2足1刀なんですか?」って質問しました。
そのお答えは「わかりません! 理合についてなぜこうなのかは形を創った人に聞いてください。聞きに行ったら戻ってくるのは難しいかもしれませんけど…」とのことでした。ええ感じに笑いが取れました。
でもさ、そのあとに別の人にも言われたんですけど、「そういうところを聞きたくて講習会に来てるのにねえ」とは思います。杖道委員としてでなくて、個人の意見でもいいから聞いてみたかったな。
でも杖道委員の先生も「なんで岡山の人は答えにくい質問ばっかりしてくるんだろう」と思っているかもしれません。
それはきっと、坪井先生の教育が行き届いているからですね! (坪井先生のせいにする卑怯な振る舞い)
とりあえずこんなところで。
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