慣性の法則、というものがありますね。
皆さん中学校の理科の授業で習ったと思います。
止まってるものは外から力を加えないと動かない、動いているものは外から力を加えないと止まらない、って言うやつです。
これって物理現象でなくても人間の行動にも似たようなことがあると思うんですよ。
毎日していることは何も考えなくても毎日できるけど、普段してないことをやろうとしたらなにかしらのきっかけや外圧が必要、みたいな感じのことってあると思いませんか。私は思います。
なんで突然こんなことを言い出したかというと、2か月近くにわたる自粛という名の活動禁止の結果、体が「稽古しない日常」に順応してしまって、普段の稽古に行くことさえおっくうに感じられるようになってしまった、そういう話です。
もっと言えば、マスク必須の稽古は不快であり稽古の楽しさも損なわれてしまい、「稽古に行かないことに順応してしまった体」と「楽しさが減った稽古」とのダブルパンチで稽古に向かうのに大きなエネルギーが必要になってしまった、そういう風に感じています。
これを元のような状態に持っていくために、いったいいつまでかかるのか。ついため息が出てしまいますね。