2025年10月9日木曜日

ねっしん

 ぼちぼち秋の昇段審査に向けて、皆さんの稽古にも熱が入ります。

稽古ではあれを直そうこれを直そうとあれこれ言いますけれど、改めて見るとみんな上手になったなあと思います。

教える人がいいからと言いたい気持ちもありますけれど、私が言うことは色んな先生方が教えてくださったことそのままです。つまり先生方の教え方がいいということですね。

後はもう皆さんの努力次第。

努力しようと思うんじゃなくて、熱心にやっていればそれがつまりは努力です。そういう気持ちでとりあえず杖と太刀を振りましょう。


さて、自分のこれまでの稽古や努力を振り返ってみると、いつが一番稽古に熱心だったんでしょうね。

最初、神戸で杖道を始めたときはまだ大学生でした。アパートの目の前に公園があって、夜中になんとなく思い立って杖を振る日々でした。通りすがりの犬の散歩のおっちゃんおばちゃんはアブない人がいるような目で見てました。通報されなくてよかった。

就職してからは少し手抜きになったような気もしますが、居合刀を買ってからは庭で日々500本の正面打ちをしていた時期もありました。あの時期にあれだけの素振りをしたということが自分の自信の大きな部分を占めているような気がします。

仕事を辞めてからは、杖道、料理、旅、ときどき動画の生活でした。バイクに乗って天童や人吉まで講習会に行ったことが懐かしく思い出されます。暇な人は過去の記事を見に行ってみてね。動画の編集は時間がかかるので、やっぱり暇してる時じゃないとできませんね。

そして再就職して、あちこちに出稽古に行ってお世話になったりなぎなたを始めてみたりしています。武道のための移動距離では間違いなく今が一番動いていますね。無職の時は武道がメインじゃなくて旅自体がメインだったので。あと覚えることが一番増えているようにも思います。


杖に限らなくてもいいんですけど、皆さんが一番熱心だったのはどんな時ですか?

2025年9月27日土曜日

たまねぎ


 ポストに国勢調査の用紙と一緒に、剣窓2025年10月号が届いていました。

ん~?

なんか毎日鏡で見るような顔が見えますねえ~?

やはり世間は私を放っておいてはくれないのかあ~、困っちゃうなあ。


なんて妄言は横へ置いて、つまりはあっちこっち行ってるからこういう写真に写る率も上がるんだよね、というお話です。

剣窓を読んでいる剣道家の皆さん、居合道家の皆さん、杖道もいかがですか?


閑話休題。

先週の土日は淡路島へ行ってきました。神戸の古巣の定例合宿です。


古い人がいて、新しい人もいて、とてもいい合宿になったと思います。2日目の午後にはエネルギー切れでへばってしまうくらいでした。

20年前は私も「新しい人」だったんだよなあ、と思いました。またこの新しい人たちの中から錬士、教士、範士が出てくると信じています。

ところで上の写真を撮っていたら、「ちょっと、困りますよ、なに写真撮ってるんですか」と言いながら割り込んでくる男が一人。


むっちゃいい顔とポーズで割り込んでくるやん…。ところでお名前は?

「皮下脂肪弁慶です」

私が薙刀持ち込んでるからって、うまいこと言いやがって。

関西のこういうノリ、面白くて懐かしいなあ。

2025年9月25日木曜日

おかやま

 思い出し更新、3日目。3連休の最後は岡山県杖道大会です。

県大会というと大層立派なイメージですが、実際は稽古の披露会みたいなものです。人数も少ないし。

でもやっぱり6,7段にしたら審判の練習になるし、それ以下の段では普段とは違う状況での演武の練習になるし、やっぱり意味はあるんですよ。きっとそうに違いない。


・7段演武


・6段演武


・段外、初段の部


・2,3段の部


・4,5段の部



さて、選手の皆さんはそれぞれに感じるところもあるでしょう。私は私で「もっときれいな審判の立ち姿を見せないといかんなあ」などと思ったりします。

ちっちゃな大会ですけれど、やった分だけ得るものがある。そう思います。


以上、10日遅れの3連休思い出し更新でした。


2025年9月22日月曜日

ぜんこく

 思い出し更新、2日目。第60回全国杖道大会です。

スタッフの皆さん、いつもお疲れ様です。

岡山県からは私と後輩の2名が参加です。

早速その後輩の試合から。

向かって右。見よ、袴の翻りを‼
うーん、いい勝負してるんじゃない?

旗は相手に。うーん、残念。

相手は結果として準優勝まで上り詰める方でしたから、ちょっと相手が悪かったか。

ちなみに後輩の打太刀は昨日顔見知りになったばかりの、福岡の曾さん。ありがとうございます。

広島大会もそうですけれど、こういう大会だと初めての人に打太刀をお願いしてお知り合いになれるのがいいですよね。

後輩も知り合ったばかりの人の打太刀を務めて、なんと準決勝まで。

もちろん杖の人が上手なのはありますけれど、その良さを十分引き出せるだけの太刀の力量があることが示されて、先輩のボクはウレシイっ! やはり教える人がいいから


それでは先輩であるところのワタクシの結果。


きれいさっぱり初戦負け。特にいうことはありません。

4本の型の中で2回も打ち損じてたら、旗が上がるわけなんてないよね。

完全に稽古不足ですね。そりゃまあ普段稽古してない人と古流含めてやれってなったらなかなかうまくはいかんものです。

打太刀は去年の全日本チャンピオンの片割れだろって?

はい、そうです、敗北の理由は私のせいです…。


その方の打太刀も私がやりましたけれど、3回戦で負け。まあ、古流の稽古がやっぱり足りてないというか、お互い攻め足りてないかなと後から思いました。


余談ですが、私の試合を見ていた人からは

「アレやってないから負けたんじゃないの?」

ですって。

アレ。つまりは寝屋之内のことですね。

確かに過去の大会では毎回寝屋之内を遣って、それで最低1回は勝っているので、意外にそうかもしれない。

次回参加したときは必ず寝屋之内を遣います。約束です。


6段戦の試合がなんもなしでは面白くないので、達者対達者の試合でも。


何度見てもこの2人は上手いわ。言うことない。


そして8段による演武。


見るほどに「もっと上手になりてえなあ」と思います。まるで小学生みたいな感想ですけど、それしかなくない?


そして決勝戦。岡山県は絡むところがなくて残念。次はもっと勝ち上がりたいですねえ。

それと、もっと参加してほしい。

なんかもう「あいつが行くからええやろ」的な感じをうっすら感じます。あいつがじゃなくて一緒に出るんですよ、わかりりましたか?


そういうわけで、こんな2日間の福岡旅の様子でした。

余談ですが神道夢想流杖術振興会のinstagramに私の怪しい笑顔の写真がなぜか出ています。ここを見てる人はたいてい気づいてそうな気もしますが。

2025年9月19日金曜日

おまつり

 お待たせしました。ようやく忙しかった3連休の思い出し更新です。


ますは初日、流祖祭から。

新幹線にのって博多まで。さらに西鉄に乗って大宰府まで。

…うーん、雨が落ちてきましたぞ。

竈門神社につく頃にはかなり降り出してきて、大丈夫なんだろうかと思いました。

雨が止むのをまつ我々。

「あなたが来るといっつも雨が降るよね」

なんてひどいことをいう方もいらっしゃいましたが、何をおっしゃる。

われら「晴れの国 岡山」から来た男たちの力できっと雨は止むに違いないのです!!


ということで、開始ぎりぎりになって雨は無事やみました!

「ということで」もなにも、雨雲がいわゆる入道雲で1時間もすれば止むと雨雲レーダーで分かっていただけの話なんですが。

思い出したら前回も雨、前々回も雨、季節の変わり目とはいえ次はすっきり晴れた日になるといいですね。


それはそれとして雨が止んだら流祖祭の開始です。

竈門神社本殿でお祈り、夢想権之助神社前でお祈り、演武、稽古。




今回の稽古は見学で。足元も悪いし、ちょっと調子もよくなかったし。

それにしても皆さん、ズルズルの足元の中で稽古に励んでてすごいなあ。


そして、神々の戯れ。




あんまり大きな声で言うことでもないんですけれど、年齢おいくつでしたっけ…?

ほんと、お元気でいらっしゃる。


ということで、1日目終了。

2025年9月15日月曜日

おやすみ

 おとといは、大宰府・竈門神社で流祖祭。

昨日は、第60回全国杖道大会。

今日は、午前中に岡山県杖道大会。ついでに日が下がってからほったらかしにしていた庭の手入れを少々。


疲れました。3連休は全然休めませんでした。


そういうわけで、ネタはいっぱいありますけれど詳細はまた後日にさせてもらいます。

ちなみに明日は仕事で夜はお稽古で、たぶん更新できません。よろしく。

2025年9月10日水曜日

じかんさ

 我が家から…


東京駅まで新幹線で、約4時間。

鹿児島中央駅まで新幹線で、約3時間半。

鳥取駅まで特急で、約2時間半。車で約3時間半。


隣のはずの鳥取県、遠いなあ…。