2019年3月24日日曜日

のびのび

杖道を初めて気が付けばもう16年かそこら経ちまして、5段など頂戴しておるわけですが、曲がりなりにも5段であるからにはいくらかあれこれ理合いというものも修めてないといけません。

そんなわけで後輩のみなさんと稽古してるとついああだこうだと理屈を述べてしまったりするんですけれど、本当はね、駆け出しのころはのびのびと力いっぱい使うのがいいと思ってるんです。

そりゃ段が上がればそういうわけにもいきませんけれど、初めのうちは「わーいたーのしー!」でいいのかなと。

あれがダメこれがダメとか言ってそれを損なうこともないし、あまり正しさを追い求めても角を矯めて牛を殺すみたいなことになるような気がしましてね。

なんとなく、杖道を始めたばっかりのころをふと思い出してこんなことを書いてみました。
あの頃は小難しいことなんかあんまり考えずに、ただ杖を振って木刀を振って、下手っぴだけどそれだけで楽しかったような気がします。
思い出はいつも美しい、というだけのことかもしれませんけども。

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