前回、「頑張りすぎない」と書きました。
しかし改めて自分の稽古事情を考えると、
古巣の合宿には欠かさず参加し、
隣の県まで出張稽古し、
最近は九州まで行って稽古し、
色んな講習会とかにも参加し、
もちろん週2回の稽古にもほぼ毎回参加し、
正直これで「頑張らない」とか言っていいのかという気がします。
頑張らないとはどういうことなんでしょうか。誰か教えて。
剣道7段の先生が仰るには、
「通常、型というのは技のエッセンスであり『この型ではこういうことを覚えましょう』みたいなものがあると思うんですけれど、全剣連の剣道形はエッセンスのなかのエッセンス過ぎて、何を学ばせたいのかが7段の僕にも分かりません。
だから剣道やる人は割と型をわけのわからないものと見がちだし、剣道形をやるのは審査のためによくわかんないけどやるみたいになるし、杖道も『なにあれ』って思っちゃうんですよ」
なんですって。
実際、私が錬士の審査で見た剣道6段の人の剣道形って、「な~んかイマイチというか、付け焼刃…?」って感想です。
でも、こないだの京都大会で「バリバリの剣道家が使う古流剣術の型」を見て、さすがと思いました。
ずっと刀を振ってる人達の太刀筋と、杖がメインの私達の太刀筋と、やはりそこには何か確かな差があるようです。
むかーしむかし、それこそ杖道を始めたばっかりのころに京都大会を見学に行ったときにはそんなこと全然感じませんでしたけど、今はいくらかわかるようになったようです。進歩だな!
このblogにいつも来る人ならきっと演武のYouTubeも見ていると思いますけれど、今回の私の演武では飾って、つまりは蹲踞礼でやりました。
ご覧になっていた冨永先生からは好意的な評価を頂きまして、「本当なら飾ってしたほうがいいよね」とそんなご意見。
とはいえ、運営側からすると「できればやめてくれ」って話でもあるんでしょうね。
1組なら飾るのに1分くらい余分に時間がかかるとして、杖道の部の演武が全部で15,6組くらいあって、みんなが蹲踞礼で演武すると全体では15分とか20分とか時間が延長されますからね。
ただでさえ居合道の部で人が多くて時間がかかるのに、さらに時間を取られるようになったら「杖道の人はお願いですから立礼でやってください」って言われそう。
今回は初出場だし、1番手だし、やらせてもらっちゃおうということで蹲踞礼でやりましたけれど、次回はどうするかなあ。
何を書こうかと思いながらまとまらないので、写真と共に振り返ってみます。
後輩君は自らのお腹について、
「お金と時間をかけて育ててますから!!」
って言うんですけれど、さすがにそろそろ絞ってほしいなあ…。
いくら刀を振る際のカウンターウェイトだからと言っても、膝とか腰とかに負担かかるしさあ。
元気に長く武道を続けてほしいからね。